個人年金保険とは

 個人年金とは、生命保険の一種であり、国民年金や厚生年金などの公的年金とは違い、民間の保険会社との間で契約する年金保険のことをいいます。

 公的な年金以外で、自分で年金を積み立てていこうという考えの方もいらっしゃるかと思います。

 個人年金保険にも様々な種類があり、選び方もそれぞれです。あらかじめ決められた期間だけ年金が受け取れる確定年金や一生涯受け取れる終身年金などがあります。

 個人年金の受取額は、契約時に一定の利率などで決まる定額個人年金保険と据置期間中の運用実績によって決まる変額個人年金保険があります。

 変額個人年金は、保険金を株などの金融商品で運用してその運用の実績によって受取年金額が変動します。また、保険会社のほかの財産とは別に特別勘定によって運用され、もし解約する場合、早期に解約するほど控除額が大きく、解約返戻金額が支払保険料相当額を下回る可能性があります。

 個人年金保険のなかで外貨建てによって運用される商品もあり、利回りの高い国の債券などに投資できますが、円から外貨に交換するときや外貨から円に交換する際の為替によっては払込保険料の総額を下回ることがあります。

 個人年金保険料控除の対象となる個人年金保険契約というのは、保険料払込期間が10年以上あること等の条件を全て満たし、個人年金保険料税制適格特約が付加された契約で年金受取人が契約者または配偶者のいずれかであることなど決まっています。

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