国が発行する債券を国債といい、個人向け国債とは国が発行する個人向けの債券のことをいいます。国が資金調達を目的として発行しています。
国債の最低購入額面が5万円なのに対して、個人向け国債は、1万円単位で購入でき、また中途換金もできることから個人でも購入しやすい商品です。これには償還まで利率が固定された固定5年型、固定3年型の商品と金利の実勢に応じて半年ごとに利率が変更される変動金利10年型の3種類があります。
いずれも最低利率が年0.05%と設定されていますので預貯金に比べて利回りも高く、国が発行していますので安心でもある金融商品です。
利子が支払われるのは発行日から原則、6カ月後に第1回目の支払いがあり、それ以降は満期まで6カ月毎に支払いがあります。
なお、中途換金は原則として1年間はできませんが、1年経過後なら額面1万円単位で換金可能です。
国債の場合、元本割れのリスクが低い(日本が破綻しない限り)のと、相場変動のリスクも無く、安全に資産運用ができるというメリットがあります。預金よりもやや利回りが高いというメリットがあります。
デメリットとしては先ほどのとおり、中途換金で中途換金調整額というものが差し引かれるという点があります。
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